暦Wiki
- 日本や中国の太陰太陽暦では朔の瞬間を含む日をその月の第1日目とするのが普通です。
- 進朔とは、朔の瞬間が1日の3/4すなわち夕方以降となる場合に、その日ではなく1日進めて翌日を1日目にする方法のことです。
- 進朔するかどうかの基準時刻を進朔限といいます。宣明暦では1日8400分ですから、進朔限は6300分で、それ以降だと進朔されます。
- 唐の麟徳暦において初めて導入されました。
- 晦日に月が見えるのを避けるために導入されたようです。
- 物理的にはとくに意味のない操作であり、授時暦において廃止されました。
- 日本では
- 儀鳳暦は麟徳暦に相当しますが、進朔は用いられませんでした。
- 大衍暦では進朔されているものも多くありますが、必ずしも規則どおりとはいい難いようです。
- 宣明暦では原則として進朔が用いられています。
- 貞享暦以後は用いられていません。
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Last-modified: 2019-03-08 (金) 20:23:40